無濾過

血糖値を下げるワインの飲み方について

ワインというお酒は最近では健康に良いお酒ということでテレビの健康番組や雑誌、新聞記事などでも多く取り上げられていて、どうして健康に良いかというと、それは中に含まれているポリフェノールという物質によるところが大きな要因であるといえるます。

ポリフェノールという物質は非常に強力な抗菌、抗酸化作用を持ち、摂取することで人間の体に様々な良い効果をもたらすと言われている物質であり、ポリフェノールの良い効果の例としては、消化器系のがんの予防に効く、コレステロール値を抑制する、中性脂肪を低下させる、認知症の予防にも効果がる、疲労回復効果も期待できるなど様々であり、また糖尿病にも良い効果があるといわれています。

このポリフェノールは人間の血液中の血糖値を下げる効果があるとも言われていて、糖尿病などの患者さんにとっては、本来お酒は大敵なのでありますが、医師の中には赤ワインならば糖尿病でも適量摂ってよい、という指導をされている医師もいるようで、ある海外の研究機関が行った研究のデータによると、食事の前に水だけを飲んだグループと、ワインを飲んだグループの食後の血糖値を調べたところ、後者のグループの方が血糖値の数値が良かったという報告もされているくらいです。

ポリフェノールは植物の苦味や渋み及び色素の成分であるため、ワインの中でも色のついていない白よりも色のついている赤に多く含まれていると言われているため、もしも血糖値を下げることが目的でワインを飲むならば、白よりも赤を飲んだ方が効果があり、逆に白をいくら飲んでも効果はほとんど期待できないと言えるでしょう。

しかしながら、いくら体に良いと言ってもお酒ですので限度があり、あまり飲みすぎないことも大切ですね。

あなたがもしも血糖値を下げる目的でワインを飲むのなら、白ではなく赤ワインを、主に食事とともに、グラスに1杯から2杯を飲むようにすると理想的ですね。くれぐれも飲みすぎないようにしましょう。